息子はパソコンで遊ぶのが大好きです。大人がすることを見て真似するので、デスクトップ上で右クリックして壁紙やスクリーンセーバー、色の設定を変更するのは朝飯前です。興味のあること(テレビ番組やキャラクター)があると、Googleで検索します。息子が使うPCの脇には、ひらがなとローマ字入力の対応表を置いています。


そうやって遊んでいるからか、先日、知り合いに、「こんなに小さいときからパソコンに親しんでいたら、将来ビル・ゲイツみたいになるのかしらー」と感心されました。ビル・ゲイツかあ……息子が成功して、親がお気楽に暮らせたら、最高です。と、ちょっと夢を見てみました。


でも、ビル・ゲイツの時代と今では、大きく違うことがあります。私が小さいときでもそうですが、PCを自分で組み立てるまではいかずとも、遊ぶためには自分でプログラミングする必要がありましたが、今はPCを起動させるだけで、いろいろと便利なソフトが入っているということです。PCが使えると言っても、「ビデオやテレビの設定ができる」とでも言うようなレベルで、「壊れたところがなおせる」というものではありません(昔と違って、今はテレビもビデオも、素人が手におえるものではないと思いますけれど)。


そんなことを考えていたので、この記事が目にとまりました。イー・ウーマンの、アラン・ケイ氏(HP研究所シニア・フェロー)と佐々木かをりさんの対談です。そこでアラン・ケイ氏が開発した子供向けのプログラミング言語"Squeak"を知りました。


現状では、PCにあるもので遊ぶというだけです。でもSqueakに興味を持てば、自分で何かを作るということになるので、よさそうだと思います。確かに、自分で作れるのはシンプルなもので、サイトで遊べるもののほうが凝った作りです。でも、PCでも何かを自分で作り出すことができる、と知ってもらえるといいな、と思います。


実際にインストールなどはしておらず、関連するサイトを見ているだけです。まずは、私自身が動かしてみることが必要かな、と思っています。与えた側もなんだか分からない、では、意味がありませんので。


これがそもそもの問題、ということになりますが、息子が興味を持ってくれるといいなあ……。