「どちて坊や」が分かるのは、アニメの『一休さん』を見た世代ですね。分かりやすく言うと、どんなことにも「どちて?」「どちて?」と質問攻めにするキャラクターです。「どちて?」は「どうして?」の意味です。


この半年ほど、息子は「どちて坊や」状態です。自分から話し出すのが遅かったので、3年遅れでやってきた、というところでしょうか。せっかくおしゃべりするようになったのですから、ここで「どうして?」や「○○ってなあに?」に対して「うるさいなあ」と答えたくはありません。


そこで、なるべく「どうして?」や「○○ってなあに?」に対する答えを考えて、言ってみるようにしています。——と書くと偉そうですが、いつも息子が納得するまで答えを出せているわけではなく、「そういうものなの!」と言ってしまうこともあります。


そんな状態ではありますが、日ごろ深く意識せずに見ているものや言っている言葉の意味を尋ねられるというのは、実に奥が深いものです。脳の普段使わない部分を使っているようで、「頭の体操」の気分です。息子も、納得する答えが出なくても、私が答えを考えてくれた、ということでそれなりに満足するようです。