先日、長くお付き合いいただいている翻訳会社の登録担当の方と、お電話ですが久々にお話しました。


そこで最近の仕事(歴史や文化を扱った内容が多いこと)についてお話したところ、「それはうらやましいと思う方がたくさんいらっしゃると思いますよ」と言われました。


確かに、仕事としてはあまり数がなさそうな分野ですが、自分に興味のある分野の仕事ができるというのは、大変嬉しいことです。調べものは決して楽ではありませんが、もともと好きな分野なので、苦になりません。


経歴や適性などの関係で、いわゆる「産業翻訳」の分野は中心としていませんが(全然やらない、というわけではないですが、よっぽどの人手不足ということでもない限り、声はかかりません)、それでも石にしがみついて努力していれば、それなりに仕事が来るようになるのだなあ、と、思わず感心してしまいます。


でも、「何とかなっているなあ」と思えるまでに10年かかったし、まだまだ……というところもあるし、なので、これを読んだ人は、くれぐれも油断しないでくださいね(笑)


逆を言うと、10年食らいついていれば、どの道でもそれなりのキャリアということになるのではないかと思います。