会社を作ろうとは今のところ考えていません。ですが、フリーランスや自営業でも、経営者的な視点は必要だと思っています。いつかこういう本を読んでみようと思っていました。これはちょうどよい機会ということで、買って読んでみました。
以前にライフスタイルについての本(『朝2時起きで、なんでもできる!』や『キッパリ!』)を読んだときにも思ったのですが、基本的にこういう本は、誰の本を読んでも同じ、とまでは言わないのですが、突拍子もないことを言っている人はいません。だいたい言っていることの基本は同じです。ただ、基本的に同じことをどう表現するか、そして、(これが結構大事だと思うのですが)その本の著者の意見を聞こうという気になれるか、の問題だと思います。
経営者の話を聞く機会があるのですが、そのときに聞く意見と、今回読んだ本で経沢さんが書かれている意見は、やはり根っことなる部分は重なっているなと思いました。だからと言って、「買わなくてもよかったな」などとは思いません。
同い年で知人でもある(友人、というほど親交が深いわけでもないので……)経沢さんの話を読むのは、とても参考になるし、刺激にも励みにもなります。私は本に書かれているとおりに動ける状態でもないので、彼女が書いていることから、自分ができると思うことを見つけ出し、改良できるところは改良しなければ……と思います。
会社を立ち上げる前、立ち上げてからのことなど、とても丁寧に書かれています。同じ経験をしたことがある話では、「うんうん、そうなのよねえ」と賛同したり、自分の知らない世界の話では(人事など)、「そんなもんなのかあ」と思ったり。
この本に書かれていることをどう活かすかは、これからじっくり考えなければなりませんが、とても参考になりました。