カテゴリ: 旧:うちの子

息子が小学校に入学してから、もうすぐで2ヶ月になろうとしています。新しい環境に慣れるのも早くなったのか、毎日元気に学校に出かけています。


そして、4月になってから、大きな変化がありました。英会話スクールに通い始めたのです。日本語でもいろいろと話をするようになったので、英語でも「これはなんて言うんだろう」という興味が芽生えたようです。


偶然、近所に小規模でよさそうなスクールがあったので、そこに週2回通っています。まだ単語の勉強というレベルですが、ここも楽しんで行っています。レッスンは夕方からなのですが、「英語まだ? 行きたいなー」と、楽しみにしています。


息子は、これまで英語を特に勉強した、ということはありません。ですが、ハワイ旅行のときにアウトレットショップでエデュテイメント用ソフトを買い、それで遊んでいたので、フォニックスの勉強をしていた、ということになるようです。ナチュラルな発音もよく聞いていた、ということでもあります。あと、いちおうボキャブラリーもちょっとはある、ということにもなるみたいです。というわけで、「初心者」というレベルではありませんでした。それに、発音もとてもほめられています。ジジババはそれもうれしいみたいです。


面白いなあ、と思ったことがあります。それまでは、英語が通じる(理解できる)のが私だけでした。そのため、体験レッスンの前に、そのスクールにあった英語の絵本を見ても、息子は日本語に直して言っていました。でも、体験レッスンが終わったとたん、息子は同じ絵本を見て、英語を読み出したのです。


ストレスになっていた、というほど深刻なものかどうかは分かりませんが、英語を聞いたり話したりできるのを、息子はとても喜んでいます。バイリンガルになってほしい、とは思いませんが、楽しんでくれるといいなあ、と思います。日本語もちゃんと教えなければ、です。


もう4月も後半に突入しました。4月6日、息子は小学校に入学しました。もう次の週から給食も始まっています。同じ幼稚園から進学する子のいない新しい環境で、どうなることかと思いましたが、元気に楽しく過ごしているようです。最大の懸案は給食でしたが、残したりすることもあるものの、食べることは食べているようです。


1年生は全員で27人しかいないので、1クラスです。教室は、後ろが広く開いています。40人入れるようになっているのでしょう。


息子が入学した小学校は、私が卒業した小学校でもあります。私の学年は、90人弱で3クラスでした。その下の学年からは、2クラスずつでした。今思い出すと、教室にもこれくらい余裕があったのかもしれません。児童数が1000人くらいあった小学校から転校してきた当時は、朝礼の様子を見て、「え、これで全部なの?」と驚きました。卒業後も、小学校の近くを通るたびに、「どんどん人数が減っているなあ」と思って見ていたものです。今では、基本的に1学年1クラスになりました。昔を思い出すと、「人数が少なくなったなあ」と感じますが、息子が入学してみると「これくらい小規模のほうがいいな」と思うのですから、勝手なものです。


どう考えても、息子の在学中に何回かはPTAの委員や係などはしなければならないので、今年はあんまり難しくなさそうな仕事をすることにしました。と言っても委員なんだなあ、と、立候補して「やります」と言ってから考えているのですが……。仕事と両立できるようにしなければ。


「どちて坊や」が分かるのは、アニメの『一休さん』を見た世代ですね。分かりやすく言うと、どんなことにも「どちて?」「どちて?」と質問攻めにするキャラクターです。「どちて?」は「どうして?」の意味です。


この半年ほど、息子は「どちて坊や」状態です。自分から話し出すのが遅かったので、3年遅れでやってきた、というところでしょうか。せっかくおしゃべりするようになったのですから、ここで「どうして?」や「○○ってなあに?」に対して「うるさいなあ」と答えたくはありません。


そこで、なるべく「どうして?」や「○○ってなあに?」に対する答えを考えて、言ってみるようにしています。——と書くと偉そうですが、いつも息子が納得するまで答えを出せているわけではなく、「そういうものなの!」と言ってしまうこともあります。


そんな状態ではありますが、日ごろ深く意識せずに見ているものや言っている言葉の意味を尋ねられるというのは、実に奥が深いものです。脳の普段使わない部分を使っているようで、「頭の体操」の気分です。息子も、納得する答えが出なくても、私が答えを考えてくれた、ということでそれなりに満足するようです。


先日、息子は幼稚園の卒園式をむかえました。


未就園児が遊ぶ会では、会の活動にはまったく興味を示さず、年少さんとおもちゃの取り合いになったり、体操の授業に乱入したりしていました。


年少さんでは、何がなんだか分からないまま入園式に参加していました。幼稚園は遊びに行くところですが、誰かと遊ぶ、という感じではなく、好き勝手に遊びたいもので遊んでいました。思い出すと、始園式などの母親(私)がいるイベントでは、必ず抱っこをせがんでいました。他の子はひとりで座っているよ、と言ってもそんなのは関係ありません。


年中さんでは、だんだんと「自分は○○組にいる」「他の子と同じことをしなければ(したい)」という気持ちが芽生えてきたらしく、協調性が出てきました。このころから、おとなしくて扱いやすいからか、女の子の間では人気があったようです。


年長さんでは、新入園児のお世話係で、まだ小さい子を相手に苦労していました。初めて、幼稚園に行く時間が近づくと、「お腹が痛い」と言っていました。でも、途中で挫折することなく、なんとか自分のやるべきことはやっていました。スイミングや音楽教室に通い始めたこともあってか、積極さも出てきました。お弁当で食べられるおかずも増えました。いつでも自分の思いどおりになるわけではない、ということが分かったようです。


年少~年中と、こちらが言っている指示は分かるものの、自分から何かを言うということもあまりあんかったのですが、年長の後半になると、だいぶ話すようになりました。「息子としては」であって、よく話す子から比べるとまだまだ、ですが。


3年間の幼稚園生活で得たものは、とても大きいと思います。私自身も、幼稚園で息子を始めとする子どもたちの姿を見て、多くを学びました。親子ともども、他の幼稚園に通っていては、これほど成長できなかったのではないか、と思います。


息子が泣きべそ顔で新入園児のお世話をしていたのを、担当した子のお母さんは見ていて、とても感謝してくださいました。息子はまだ実感がわかないでしょうが、苦労した甲斐があったと思います。もっと分かるようになったら、話してあげるつもりです。


4月から、息子は小学生です。同じ幼稚園から進学する子のいない、新しい環境です。彼の性格上、苦労することも多いかと思いますが、幼稚園で得たものを胸に、負けずに乗り切ってくれれば……と思います。


そして、息子の個性を尊重し、のびのびと育ててくれた幼稚園に、心から感謝します。


久しぶりに息子の話です。


2004年末から通い始めたスイミングスクールで、この1年ほどずーっと、ビート板とヘルパーを使ったバタ足クラスに在籍していました。脚が曲がるクセが直らず、パワーがあるためにそれなりに泳げるものの、フォームが正しくないということで、ずっと合格できなかったのです。最初は何も考えずに楽しく泳いでいた息子も、だんだん何か感じるところが出てきたらしく、この数ヶ月は家でも練習をしていました。それでも実際はうまく泳げなかったのですから、なかなかの難関です。しかも、「もう長いし、オマケで合格」とゲタを履かせるということをまったくしない先生方に、感心してしまいました。


自分がスイミングに通っていた当時を思い出すと、小学校に上がるころにはもうクロールを25m泳いで、背泳も25m泳いでいたかな? というところなので、それに比べれば息子はのんびりペースです。でも、水を怖がらずに、水深1.8メートルや2.4メートルというところでももぐって遊んでいる様子を聞くと、彼なりのペースで進んでいるからいいか、と思います。


フォームはともかく、合格しようが何だろうが、やる気まんまんの姿で現れる彼を、先生はとてもほめてくれます。いくつかおけいこごとに通っていますが、「下手だから嫌い、やりたくない」というふうにはさせたくないので、これでいいか、と。


次はビート板だけでのバタ足です。もう十分パワーがあるから、スンナリ進むかな? 進むといいなあ……。


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